紫陽花倶楽部に思うこと

  人間、加齢とともに時間の過ぎるのが加速される。紫陽花倶楽部も振り返ってみると、ついこの間会員として参加させていただいような気がするが、発足から一年になろうとしている。この一年を振り返って、紫陽花倶楽部を立ち上げた発起人の方々の着想と会を維持されている方々の努力に敬意を表します。その間私自身は、会員としては名ばかりで、TakeのみのGiveのない、しかも研修会の出席率も低い不良会員であると反省しきりである。

   研修会では、多士済々の会員の方々の薀蓄の中から多くのことを学ばせていただき、書物だけでは得られない勉強をさせていただいた。そう口で言ってる割には、自分のホームページにはまだ何も具体的に反映させていないが。資料は、今紐解いてみるといずれも力作ばかりで、このままファイルに閉じこんでおいては勿体ないものばかりである。多少加筆、脚色すれば、市販の解説書とは違った、初心者にも好適な血の通った解説書が出来上がるように思う。また、テーマを選定する方々のご苦労も推察してあまるものがあり、会員としてはもう少し協力的であってしかるべきと反省しながらも己の非力さでは何ともしがたい。

   ここで一つだけ気がかりなのは、研修会の席上でも話題として提起されているように、会を永続的に運営するための経済上の問題である。会の恒久的な存続を願う会員としては、他人事として無関心でいるわけにはいかない。会員規約や会の案内書にも謳ってある通り、有償の事業が当初から計画されていた。これも将来の経済的な問題を慮っていたからと思う。

   事業として何が適当なのか、私としては妙案を持ち合わせてはいないが、既に一部の方は実施されているように、パソコン入門講座は適当なものの一つと思う。まずは、パソコン講座を軌道に乗せてから次の事業を考えたらよいと考える。会員はそれぞれ得意とする分野について積極的に協力すべきである。パソコン講座について、既に論議されたものの蒸し返しになるが、実際のニーズをどの程度開拓できるものか分からないが、設備が紫陽花倶楽部を使うものに限らず、紫陽花倶楽部の名において外部に出かけ講師あるいはアシスタントとして参加するものも求めるべきである。ただ、パソコン講座を計画する場合、最初にぶつかる難題は、場所とパソコンの確保である。その点、紫陽花倶楽部は場所、パソコンの双方を備えた貴重な存在であり、ここでの実施を優先すべきは言をまたない。コシオガマの花講座の形態は商業ベースの講座と同等のものを実施することは困難なので、利用者個々人の別々のニーズに対応するような家庭教師型に徹すべきと考える。

   なお、倶楽部の運営に要する費用について未知であり(既に説明されてるのかも知れませんが)、開示して会員が具体的に協力体制がとれるようにすることも必要と思います。言わすもがなのことを言いましたがお許し願いたい。

   右の画像は「コシオガマ(小塩釜)」の花です。日当たりの良い草地に9月から10月ころ花が咲く一年草です。塩釜の意味は、花ばかりでなく葉まで美しい、すなわちで美しいのは塩釜(塩田で塩の液を煮詰める釜)であるとのシャレとのことであるが、塩釜など見たこともないのでにわかには信じがたい。なお、本文とは何の関係もありません。