ボランティア活動雑感

― パソコンの効用 ―

  定年退職後、有り余る時間と少しばかりの体力と気力を有効活用すべく、ボランティア活動を始めました。さもないと、「小人閑居してなんとかやら」で私自身のためにも、また妻のためにも良くないと考えたからです。したがって、始めた動機に崇高な精神があったわけではありません。

  現在行っているボランティア活動のひとつに、障害者のためのパソコン支援があります。
  横浜市都筑区に「ごぼうハウスPC」という障害者地域作業所があります。そこでは、障害者がパソコンを使って、名刺やグリーティングカード、ミニコミ紙などを作成しています。不自由な手足を使ってパソコンを操作している姿には感動させられるものがあります。同時にパソコンが、ここに働く人たちの活動できる世界を広げた効用も無視できません。

  もう一つは、視覚障害者のためのパソコン支援があります。こちらは、勉強を始めたばかりで具体的な活動はこれからですが、目の不自由な人たちがパソコンを操ることができるなど、私にとっては驚き以外のなにものでもありません。しかし、ここにもパソコンが目の不自由な人たちの活動できる世界を広げている事実があります。

  興味のある方は、下記のホームページ(脇田さんが主催)をアクセスしてみて下さい。

     http://www.win.ne.jp/~undo/index.htm

  振り返ってみると、横浜に住んでいる私が紫陽花クラブに入会できたのもそもそもは、パソコンで鎌倉のボランティア活動を検索したのが発端でした。